アレルギー研究日記(アトピー②)
今日は現在進行中のアトピーの患者さんの中間報告をしたいと思います。
患者さんは2歳の女児です。
1年ほど前からアトピー症状がではじめました。病院での治療も受けましたが収まるどころか徐々に発疹がひどくなり かゆみが治まらない状況でした。
(左)初回 施術前 (右)初回より2週間後
全身に発疹があったんですが、手の症状がわかりやすかったので載せました。
写真を見比べると瘢痕がなくなってきたのは一目でお判りいただけるかと思いますが、もう一つ肌の色も褐色から白くなってきたのが確認できると思います。手だけではなく全身の肌の色も白くなってきていました。(アトピーの方は色素沈着により肌の色が褐色化してきます)
アトピーは常にかゆみがあり かきむしり 皮膚が瘢痕します。初回も施術前はかきむしった後がジュクジュクの湿疹になり、血がにじんでいました。
まだ2歳の女児ですから 両親が「かかないで!」と言ってもかいてしまう→表皮がめくれて瘢痕化してしまう→かゆみが続き悪循環する。わかてはいるけど治らない。
子供のアトピーはいずれは治るといわれますが いつまで続くかはわかりません。ましてや前回 ブログで書いた内容が原因であれば中々改善は難しいかと思われます。
子供の辛いところを見るのは親としても辛いところですね。
一年間何をしても改善が見られなかったので 両親にしてみれば治療の効果も現れてきたらとても協力的で助かります。
両親の話によれば「今までは夜寝ていてもかいてしまい ジュクジュクがひどかったんだけど、最近寝ていてもかかなくなった。」と言われました。
かゆみが以前より感じにくくなているのではないかと推測されます。
今回、患者さんのご両親からのたっての希望で「是非、今回の施術の内容をブログに書いてください。」
「同じようにアトピーの子供を持った親御さんにこんな療法もありますよと。同じ悩みを少しでも早く安心させてあげたい。」と言われました。
子供の治療を通してご両親の心のケアーもできたかな?
この施術を通じ オステオパシーのさらなる底力を感じさせられました。
今後もこの施術は続きますが、私にはこの先の終着地点も見えてきたので その後の結果も報告させていただきたいと思います。