腰痛撃退の決め手は肝臓

腰痛には慢性症状と急性症状の2パターンがあります。

急性の腰痛で転んだせいでとか、腰を強打して痛みがは発症する例は今回は除外します。

急性の腰痛でもギックリ腰は はたして本当に急性の腰痛なのか?

慢性の腰痛はよく聞く症状として、デスクワークで長時間座っていて立ち上がろうとしたら腰に痛みがあったり、朝起きて立ち上がろうとするが腰が痛くて起き上がれない。車の運転時に腰痛があるなど。

原因は様々あります。例えば脊椎の変性(脊椎狭窄症、腰椎ヘルニアetc)で起きる腰痛。こういう原因で起きる腰痛はその原因要素を根本治癒させなければ改善されません。

ですが、病院に行ったけど原因不明で対処療法で腰痛をごまかしている。どんな治療をして治せばいいのかわからない? 

今日はそんな悩みの解決策になれればと症例報告したいと思います。

 

患者さんは50代男性。4月から金沢に単身赴任で引っ越してこられました。

引っ越しの荷物整理をしているとき、書類を右から左に移動した際に腰に痛みを感じたらしいです。よく聞くギックリ腰の例ですね。

お電話で予約をいただき来院されました。院に入ってこられる姿は腰を反らすように、なるべく腰に衝撃を与えないようにゆっくりと入ってこられました。

イスに座るのも苦しそうに見えます。

まずは問診と触診です。少し体格も年齢的にありがちな体形でしたので内臓にも問題がありそうな感じはありましたが、最初に痛みを軽減させてあげることが最優先です。

1回目は痛みを起こしている筋肉の炎症を取り仕事に支障がないまでになりました。

2回目の施術では全身の骨格と関節のバランスを正常化させるようにカイロ的要素も取り入れて施術した結果、

「痛みはなくなったんだけど腰のあたりに違和感があるかな?」と言われました。

私は「どの姿勢で違和感を感じますか?」と聞くと

「こうやって上半身を反らしたら。」と言われました。

「では次回にその施術をしますね。」 次の予約がゴールデンウイークを挟むため少し期間が空きました。

連休が明けて、患者さんにその後の経過を尋ねました。「帰省で長距離の運転もしたけど痛みは悪化しなかったけど違和感は消えなかった。あと、長時間のデスクワークの後、立ち上がろうとすると腰に違和感を感じる。」

これは患者さんは気づかないけど、ギックリ腰を起こす前の状態に戻ったということを。

本当は慢性の腰痛を抱えていて、いつでもギックリ腰を引き起こしてもおかしくない状態であることを意味します。

自分の身体は持病はあっても健康で問題はない。腰の痛みは疲労の延長線上だと思い込んでいる方が多いかと思われます。

さいわい、患者さんは今回のギックリ腰でこの違和感は「まだ何か問題がある」と自覚されているので来院されます。私も全力で施術します。

再度触診した結果、今回この患者さんには肝臓に腰痛の原因があるのではないかと評価しました。

右の季肋部を手で押しての肝臓の柔軟性が乏しいです。ここで、肝臓の働きについて。

◎肝臓のはたらき
 肝臓はよくからだのなかの化学工場、貯蔵庫(ちょぞうこ)にたとえられます。それは肝臓が、腸で吸収されたさまざまな栄養素を代謝、貯蔵するほか、胆汁の生成や分泌、および解毒(げどく)や排泄などの、生命の維持に必要な多くのはたらきを行なっているからです。

●代謝機能(たいしゃきのう)
 人間は食物から吸収された栄養素をそのままの形で利用することはできません。したがって、肝臓は、吸収された動物性・植物性の栄養素を別の成分に変えて貯蔵し、必要に応じて、これらを分解してエネルギーを産生しています。
 また、肝臓でつくられた物質は血液中に送り出され、全身の器官や臓器に供給されます。
 栄養素をからだが利用しやすい形に分解・合成するはたらきを代謝といい、肝臓にはつぎのような代謝機能があります。

たんぱく質代謝(しつたいしゃ)、糖質代謝(とうしつたいしゃ)、脂質代謝(ししつたいしゃ)

●解毒機能(げどくきのう)
 肝臓は、いろいろな物質を毒性の少ない水溶性物質(すいようせいぶっしつ)に変え、尿中や胆汁中に排泄します。そのため、肝臓では酸化、還元(かんげん)、加水分解(かすいぶんかい)、抱合(ほうごう)などのさまざまな化学反応が行なわれています。また、類洞にあるクッパー細胞は、肝細胞同様、門脈から肝臓内に入った毒素や異物を食べることで解毒作用を行なっています。
 肝臓のもう1つの解毒作用はアンモニアの代謝です。アンモニアは、腸管内の細菌によって、食物中のたんぱく質からつくられ、門脈を通って肝臓に運ばれます。このアンモニアは、肝臓のたんぱく質代謝機能によって尿素に変えられ、尿中に排泄されます。
 アンモニアは人体にとって有害な物質で、肝硬変などで肝機能が低下すると、血液中のアンモニア含有量が増えて脳が障害され、肝性脳症(かんせいのうしょう)といわれる意識障害をおこします。

肝臓の主な働きはこんな感じです。

簡単に腰痛とどのような関係性があるかというと。

正常な筋肉・その他組織に改善されたとしても、その組織に必要な栄養素を供給し、エネルギー消費されて不必要になった老廃物を代謝されなかったら筋肉は疲労を重ねるだけで違和感は消えないということです。

3回目は肝臓に対するアプローチをしました。

すると、「ゴロゴロ、ゴロゴロ」とお腹の中で音が鳴りだします。お腹が空いた時になる音とはちょと違います。患者さんも聞いて少しビックリされていました。

確認で腰の筋肉の柔軟性を確かめるため2回ほど触りましたが筋肉自体にアプローチはしませんでした。

施術が終わり、患者さんに「ベッドから降りて体を反らしてみてください。」

患者さん「あれ?痛くないし違和感がない。」

右の季肋部も弾力が出て問題なし!

このように内臓から腰痛に発展するということは、普段からの食生活も関連性が考えられることは間違いありません。腰痛はなにも筋・骨だけの問題とも限りません。

 

腰痛でお困りの方、ご相談は「はぁーと接骨院」までご連絡ください。

2018-05-11
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