【高齢者の訴え】

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最近、テレビなどで医療に関係した番組を多く目にします。技術の進歩に伴い高度医療の発展には多くの期待が高まります。
しかし、身近な問題にはまだまだ発展途上な事も多くあると思いました。

先日、定期的に来院される90代の患者さんのことです。
高齢のこともあり、身体のメンテナンスも兼ねて、月に2度の施術に来られます。
この日は「右の親指を動かすと手首が痛い。」と訴えます。過去に右手首の骨折をしたことがあります。また骨折したのかと心配し、家族さんは整形外科へ連れて行き受診しましたが「骨折はしてないので、湿布で様子を見ましょう。」と言う結果だったとおっしゃいます。
「最近、痴呆が出てきたのかも?本人が痛いと思うと強く感じるのかな?」とも家族さんは愚痴混じりに言われます。
家族さんは毎日 介護も兼ねて高齢の患者さんと接しているので その苦労で愚痴が出るのも仕方ないと思います。
しかし、痛みは本人にしかわかりません。患者さんは必死に私に訴えます。
「病院でレントゲンを撮ってもわからんし、でも痛い‼︎

そんな話を聞いて触診しました。
確かに右手首は過緊張があり、小刻みに震えています。
母指を動かすと痛いと言います。

んっ?これは肘に問題がありそうかな?
次に肘を触診してみると・・・。

発見‼︎ ここに間違いない。
肘関節のアライメントを調整すると手首の緊張が治まり始め、痛みは無くなりました。
本人も「指を動かしても痛ない。」とおっしゃいます。
これで一件落着。

骨折はないにしろ、まさか肘とは?
湿布をもらって手首に貼っていても治らないはず。

私の推測では軽い転倒で手をついたか、あるいは立ち上がるさいに手をついた時に肘を捻ったか?そんなような衝撃で生じたのかな?
いずれにしろ、痴呆で被害妄想からの痛みではなかったことは間違いないと確信します。

医療機器の性能が目覚ましい発展をしているのですが、まだ繊細な身体のサインを見つけるのは難しいのでは?

北野たけし監督の小説「アナログ」が話題になったことがありました。

私の施術もアナログではありますが、アナログの可能性も捨てがたいと思います。

私も発展する医療機器に見習い、触診の精度を高める努力は怠らないよう頑張らないといけないと再認識しました。

「はぁーと接骨院」 斉藤

2018-02-28
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